ファクタリングは売掛金の現金化!借入ではないので審査も返済義務もなし

ファクタリングは売掛金を現金化できるサービスですが、誤解している人もいるようです。
違法な手段などではなく、売掛金という債権の売却です。

借入や融資とも違うので難しい審査がなく、担保や保証人も必要ありません。
そして難しい手続きなくすぐに現金化できることなど、お得な部分をきっちり解説します。

もし、自分で現金化したいというのであれば下記の方法がおすすめです。

自分でできる現金化の方法

  • 商品券や金券を購入して売る
  • 新幹線回数券を購入して売る
  • 旅行券を購入して売る
  • ゲーム機本体を購入して売る
  • ゲームのRMTを利用する
  • 家電製品を購入して売る
  • amazonギフト券を購入して売る
  • amazonギフト券を購入し商品を買って売る
  • 海外の取引所で仮想通貨を購入して国内で売る
  • 電子マネー払いで購入して返品する
  • クレジットカード払いで購入して後日返品する
  • 飲み会の料金をカードでまとめて払う
  • 家族や友人の買い物をカードで変わりに買う
  • アイドルやアーティストのグッズ代行をする

引用元:現金化方法

売掛金を現金化する「ファクタリング」とは?

売掛金を現金化する「ファクタリング」とは?
ファクタリングとは、売掛金を買い取ってもらうサービスのことです。
売掛金はあるけれどキャッシュがなく、支払期日が遠い時や、すぐに資金調達が必要になったときなど、ファクタリング会社に買い取ってもらうことで即座に現金化することができます。

融資ではなく売掛金、つまり資産の売却となりますので、銀行融資を受ける時のような厳しい審査はありませんし、担保や保証人も不要、受け取った現金を返済する義務もありません。

信用情報機関に借入の情報が残ることもありません。
借入・融資とは全く違い、会社の備品を買い取ってもらうようなイメージです。

また、貸し倒れのリスクごと買い取ってもらいますので、期日になっても売上金が入らないという心配もいりません。

もし売掛先の会社が倒産したとしても、すでに債権を売り渡していれば、利用者には全く支払義務も賠償責任もないのです。

ただし、まだ受け取れないはずの売掛金を現金にするわけですから、売掛金額よりも少ない、手数料を引かれた額を受け取ることになります。

手数料の多寡はリスクの多寡と考えると良いでしょう。
基本的に支払期日が遠いほど手数料は上がります

そして審査で見られるのは利用者の会社の経営状態ではなく、売掛先が信頼性の高い会社であるかどうかです。

貸し倒れリスクが少なければ、手数料も少なくなる傾向があります。

ファクタリングには「買取型」「保証型」がありますが、以上のように売掛金を売却して現金化するものは「買取型ファクタリング」と言われます。

「保証型ファクタリング」とは大きく違いますので注意が必要です。
「保証型ファクタリング」は、将来の貸し倒れリスクへの保険のようなものです。

利用者は保証料を支払うことで、売掛金が貸し倒れてしまっても、補償金額を受け取ることができます。
貸し倒れが発生しなかった場合は、ただ保証料を支払っただけになります。

ファクタリングの仕組みは?

ファクタリングの仕組みは?
売掛金を現金化するファクタリングの仕組みは、2社間と3社間で違ってきます。

2社間の2社とは、利用者の会社とファクタリング会社のことです。
ここには売掛先の会社は含まれていません。

ファクタリング会社が利用者から売掛金を買取るだけですので、行われることは単純です。
売掛先に債権譲渡を知られることもありませんし、多くのファクタリング会社では秘密厳守を宣言しています。

手軽で素早い資金調達が可能なので、ファクタリングとして主に行われるのはこの2社間です。
現金化後、売掛先会社からの支払いを利用者が受け取った場合は、そのままファクタリング会社に渡すことになります。

振込先が変わったことを通知し、直接ファクタリング会社の口座へ振り込んでもらう方法もあります。

一方で3社間ファクタリングは、利用者の会社、ファクタリング会社、売掛先会社の3社で契約を行います。
3社間の場合、ファクタリング会社は買い取る債権について確認が取りやすく、支払いを直接受け取ることができるため、リスクが少なくなり手数料も少なくなります。

ただし3社間での契約となりますので、手続きは複雑になり、資金調達までの時間は長くかかってしまいます
また、取引先に、自社が資金繰りに困っているという印象も与えてしまうでしょう。

どの会社も、できれば安定した会社と取引したいものですから、これからの取引に支障が出る可能性があるかもしれません。

売掛金の現金化「ファクタリング」を使うデメリットは?

売掛金の現金化「ファクタリング」を使うデメリットは?
ファクタリングには手数料が必要ですので、そのぶん、受け取れるはずだった売り上げは減ってしまいます

そしてその負担を次の売価に乗せようとすれば、価格競争力は下がってしまうことになります。
支払い期日まで待てるのであればファクタリングは使わない方が良いのです。

とはいえ売掛金があってもキャッシュが回らず、受け取るまでに倒産してしまうケースもあります。
そのような事態にファクタリングは救いの手となるでしょう。

しかし一度のファクタリングでキャッシュフローを改善できず、何度もファクタリングを繰り返すことがよくあります。

いずれ改善できればよいのですが、自転車操業のような形になってしまえば、操業を止めることさえ不可能になってしまうでしょう。

ファクタリングすることで本当に未来があるのかは、よく考えなければなりません。

貸し倒れが発生したさいの安心を買うと考えるにしても、そのような危険な会社への売掛金の場合、それだけ手数料は高くなります。

この場合は、保証型ファクタリングの利用を考えるのも良いかもしれません。
買取型ファクタリングは手数料がどうしても高くなってしまいます。

売掛金が無くても緊急で現金調達する方法とは?

売掛金が無くても緊急で現金調達する方法とは?
緊急で、どうしても現金が必要だというとき、法人用のクレジットカード枠を現金化をすることができます。

クレジットカードの現金化とは、カードで換金率の高い商品を買い、それを売却して現金化することです。
これをそのまま個人で行えばかなりの時間と手間がかかりますが、現金化業者を通せば「クレジットカードで指定のものを買う」だけで、すぐに現金を振り込んでもらえます

現金化業者に頼む場合、法人カードは、個人用のクレジットカードよりも換金率が高い傾向があります。

また、限度額も法人で使うカードの方が上がりやすいです。
どちらのクレジットカードも持っているという場合は、法人用の方がお得に現金化できるでしょう。

ただし、いち社員が会社に与えられた法人カードを現金化に利用するのはやめましょう
引き落としの段階で必ず知られてしまいます。

もちろん経営者から許可を得ている場合は問題にならないでしょう。
クレジットカード現金化は急な資金調達に有用ですが、クレジットカードで購入していますので、いずれ支払う日が来ます。

先送りにするだけではなく、最終的な資金調達方法はきちんと考えておきましょう。
また、クレジットカード現金化は違法ではありませんが、多くのカード会社で規約違反となっています。

クレジットカード会社に現金化を知られてしまうと、利用停止などの措置を受けるリスクがあります。

売掛金現金化に関するよくある質問

売掛金現金化に関するよくある質問

Q1.ファクタリングと銀行融資の違いは?

ファクタリングは売掛金の売却であり、融資や借入とは全く違うものです。
担保や保証人は必要ありませんし、借入として記帳する必要もありません。

Q2.赤字決算なんだけど利用できる?

利用者の会社が赤字決算、税金の滞納があるなど、どのような財務状態でも多くのファクタリング業者は利用可能です。
審査で重要なのは売掛金先の企業の状態です。

Q3.誰にも知られずに現金化できる?

多くのファクタリング業者では、2社間であれば売掛先企業に知られることなく利用できます。
また、WEBで作業を完結できることも多いので、来店姿を見られることもなく、全国どの場所からでも利用が可能です。

売掛金現金化のまとめ

売掛金現金化のまとめ
以上がファクタリングの解説でした。
簡単にまとめてみるとこうなります。

  • ファクタリングは売掛金の売却で、融資とは全く違うもの
  • 手早く知られずに現金化したいなら2社間、手数料を減らしたいなら3社間がおすすめ
  • 気軽に現金化できるからといって、乱用は厳禁
  • 売掛金がない場合はクレジットカード現金化も候補に

状況をよく考えて、何が最善な方法なのか見極めてから利用するようにしてください。


このページの作成者について

作者

資金調達は小規模企業にとって大変な課題だと業務経験を得て実感してきました。
私が資金調達関連の仕事で得た経験と、自己啓発や情報収集で学んできたノウハウをぜひ皆さんと共有したいと思っています。
野球観戦の趣味を通して培ってきた分析力を活かして、売掛金の現金化による現金調達などの具体的な使い方や注意点などを紹介していきます。
資金調達に関連する質の高いサイトを作り上げていきますのでよろしくお願いいたします。